So-net無料ブログ作成
検索選択

A380をキャンセルするとは、スカイマークはどうなっているのか? [航空]

極めて久しぶりに更新します。
最近は個人的に長崎空港の延べ利用者数増大に貢献しているような。

閑話休題
スカイマークのA380騒動の議論にいくつか足りない点があると思う。LCCとの対抗だのといった話は現在の国内線事業の話で、新規事業のニューヨーク線が事業として成り立つかどうかと関係ない。
まあ57億円だったかの大幅赤字はかなり苦しい状況だとは思う。成田発着便の全廃が話題になっているが、ローカル線問題の話が出ているけど、まだ不採算であると推測されるのは石垣宮古関係と米子くらいだろう。

現金流出の原因はグリーンシートで超ゆったり配置のA330ではないか。シートコストは737ー800より20%くらい高いらしい。まあ737で同レベルの座席配置にした場合と比較すべきであって、A330の罪ではないが。
JALのクラスJの二匹目のドジョウを狙って、その快適性を売り物に客単価向上を狙ったのだろう。しかし一部のニッチなファン(どれだけ全国的に実在するのか???)を除いて、スカイマークと言えば、就航時の767の8列詰め込みシートだ。グリーンシート自体は客観的には広いが、広いことが絵にならないタイプの座席だ。JALがシェルフラットシートを一〇年前に登場させた時に、ヤンキースの松井(野球選手は巨体だ)を座席に座らせた写真を宣伝に使って、「うわ、狭い」という印象を持ったことを思い出す。
そもそも類例のない座席だ。何だかA320シリーズの様々なバージョンで、今はあまりない2-3配置の欧州内ビジネスクラスの席の型落ち品を再生産して、フランス流のぼわっとした昔風の厚みのあるモケット張り座席に仕立てたとしか思えない。あるいはA310シリーズ時代の一時代前の110cmピッチくらいのビジネスクラス座席の変形だろうか。
羽田~福岡線でA330就航便だけ満席になっていたり、高値で販売されている事実は存在しない。むしろ737から増えた座席を何とか売り切るために安売りしている印象がある。
詰め込み767の方が輸送力が多かったが、あの時代には福岡発のスターフライヤーも成田福岡のLCCもなかった。安さ第一の客はそっちに流出してしまった。

どうも追加支払いの8億円がエアバスに払えなかったのが縁の切れ目だったようだが、新規事業に将来性があれば、それくらいの金融はどうにかなるはず。
ビジネスクラス、プレミアムエコノミーだけの成田ニューヨーク線が昨今の情勢では成立しないからだろう。何しろANAが777300ERでダブルデイリー、JALもダブルデイリー、東部だと、今はJALのボストン線はあるし、シカゴにもANAがダブルデイリーだ。
恐らく日系の史上最大の東海岸体制であり、追加でスカイマークが入る余地はないだろう。日本人のビジネス需要は飽和している。アジア路線もないから、ANAのような乗り継ぎ需要も望めない。
しかもニューヨーク線は実は欧州線に比べて需要の延びしろが少ない。ワシントン線ほどでないが、個人客、観光客が少ない。10年ほど前は米系がマイル付きで往復込み30000円でもオフシーズンは席が埋まらないくらいだった。

恐らくスカイマークは最初に路線案に出ていたロンドンやフランクフルトのスロットが取れなかったか、未だ交渉途上なのだろう。民主党政権時代の置き土産で、今は日本とEUの間はオープンスカイだから、ANAが欧州に乗り入れたころのような政府交渉の苦労はないはずだが。
それでも上手くいかなかったのだから、スカイマークの渉外担当は国際航空のど素人か、西久保社長の気まぐれに振り回されているのか。

従って日系どうしの潰しあいのニューヨーク線しかスカイマークの選択に残らなかったということか。それさえ望み薄だ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。