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「善徳女王」を見るべし [マスコミ]

BSFUJIで『善徳女王』の放送が始まった。
http://www.bsfuji.tv/seondeok/index.html
全く知らなくて、新聞のTV欄をみて知った。

以下のサイトの紹介が要を得ている。
http://contents.innolife.net/listd.php?ai_id=10794
MBC 特別企画ドラマ『善德女王』(선덕여왕)

初回放送: 2009年5月25日
放送時間: 月・火夜9時55分 脚本:シナリオ-キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン 演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン 登場人物:イ・ヨウォン、コ・ヒョンジョン、パク・イェジン、オム・テウン

■ドクマン姫役(イ・ヨウォン)
新羅27代王善德女王、眞平王の次女。/美室にすべての権力が集中する情勢の中で、眞平王とマヤ夫人の間に双子の女の子が生まれた。双子は「御出雙生聖骨男盡」(王が双子を生めば聖骨(王族の男子)が絶える)という皇室の予言があるほどに不吉な前兆だった。父親眞平王は、女の子の双子のうち二番目である德曼を隠す。しかし、美室によって争いが起こりながら、死の危機に面するが、花郞国仙文努によって劇的に助けられた德曼は、眞平王の侍女であるソファを母親がわりに、中国タクラマカン砂漠のある旅閣で育つ。その後、徳曼は美室との熾烈な戦いの中でも、ユシンとの義理と信頼を土台に時の勢力たちを一つずつ自分の側に引き入れ、結局新羅初の女王となる。
■美室役(コ・ヒョンジョン)
眞興王、銅輪太子、眞智王、眞平王などに色供した後宮。善德女王の最大のライバル。/美しい美貌ともの凄い色供術を武器に、王や花郞たちを牛耳ったヒロインであると同時に、すぐれた政治感覚と鋭いカリスマの持ち主。色供で眞興王を自由に操りながら初めて権力の甘みを味わうようになる。眞興王の死後も眞智王を廃位させ幼い眞平王を登極させるなど、無所不為(不可能なことはないという意)の権力を振り回す。眞平に女の子の双子が生まれると、これを利用して直接王権を掌握しようとするが、国選文努と小花郞の奇知により失敗する。しかし、すでに掌握している圧倒的な勢力を土台に、夫を王に上げ皇后となる野望を抱き、それに最も強力なライバルであるチョンミョン姫を警戒する。
■チョンミョン姫役(パク・イェジン)
徳曼姫の双子の姉。眞平王の長女。/徳曼姫と同じく不吉な神託のもとに生まれたが、生き残って豪華な王宮で美しく気高い姫として育つ。美室の警戒の中で、本能的に控えめな性格になるが、鋭い才知の持ち主で権力の状況を読み取りながら、機会があるときには姫としてのカリスマを現わす。ヨンスと婚姻して生まれた息子キム・チュンチュがいるが、自分を危機から救ってくれたキム・ユシンに頼りながら、恋慕の感情を抱くようになる。しかし、徳曼もまたユシンに愛情を抱いている事を知り葛藤する。

■キム・ユシン役(オム・テウン)
新羅の名将であると同時に大臣。新羅政治勢力のうち伽揶派。/母親曼ミョン姫と父親キム・ソヒョンが王室の大きな反対の中で逃走を敢行しながら生まれた息子キム・ユシンだ。幼い頃から武術に優れ、頭としてのカリスマを取り備えるだけでなく思いやり深く原則を守り誰からも信頼を与える。郎徒たちを連れ深い森の中で修練する中、美室側の攻撃により死の危機に面するチョンミョンを救った縁で、慶州に進出するようになり優れた能力で名をはせる。チョンミョンの命で郎徒となった徳曼と会い、その後彼女が姫であることを知ったユシンは、三国の統一という巨大な夢のために徳曼を最後まで支持し、徳曼もやはり最後までユシンを信頼するようになる。
■■ 企画意図 ■■
5千年の韓国歴史上初の女性王である善德女王の物語。男性だけが専有してきた王の座を、女性の身分で挑戦し初めてその座を占めるようになった新羅第27代善德女王の、劇的で楽しい物語りを通じて、様々な領域でそのような人生を生きる現代の女性たちに、自負心と勇気を与える。善德女王の素晴らしい点は、女性の身分で王となった事ではなく、韓国の歴史上初の統一を成したキム・ユシンとキム・チュンチュを抜擢し、左右に布陣したことである。このドラマは、王になる過程を権力闘いの過程を描くよりは、人を人才を得ていく過程を描こうとする。自分と志が同じで立派な人物だけでなく、自分とは志が違う人、俗世を捨てた人は勿論、明らかな敵までも自分の側にし、結果的に三国の中で最も弱小国だった新羅が、三国を統一するようになったそのリーダーの力!その力を描きたいと考える。新羅を韓国ドラマとしては初めて再現する。新羅は三国の中でも残されている遺跡が、百済や高句麗に比べ比較的多く、視聴者に親しみ深いにもこかかわらず、分かっている事はほとんどない。このドラマは、新羅の骨品制、主に王妃となった真骨正統と、王に色事を専門的に提供して王妃もなった大元神統(王などと婚姻する女性を供給する系統で姻統と言う)の姻統対決、新羅の祭祀や祭り、文化財や人物にまつわる当時の説話など、新羅時代の社会像を現代的に劇化し、視聴者を躍動的にさらに豪華な古代新羅社会にご案内します。


三国統一の直前の7世紀初頭の新羅の宮廷社会が描かれる。韓国の古代史関係の歴史ドラマの建物・小道具などは朝鮮王朝時代の風俗を古代に遡行している感があって、全体に違和感があるが、『三国史記』などの史料に肉付けした内容は日本古代史の立場からも参考になると思う。
だいたい中国の唐の玄宗や隋の煬帝のイメージは浮かんでも、普通の日本人(というより日本古代史の専門家ですら)には古代朝鮮の歴史イメージは殆ど皆無だったから、昨今の韓国ドラマ人気様々である。
なお高句麗の広開土王を描いた『朱蒙』は脚色しすぎだと思うので、他の本などを見るべきだろうが、概説書が武光誠のものしかない。第一人者の武田幸男さんはこの時代だけを絞った本を書いていないからだ。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167730017
(この本はけっこうお薦め。彼がまともな古代史学者だったことが分かる)

善徳女王についてはwikiに『三国史記』『三国遺事』の記述を要約した項目がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%BE%B3%E5%A5%B3%E7%8E%8B
『国史大事典』や歴史事典の類の朝鮮史関係の項目は戦前の成果に基づく旧いものか、ろくに触れられていないので、wikiは結構貴重である。武田幸男などの関わった概説書では紙幅の関係などでこの時代全体についても10ページも記述紹介がない。まともな日本語の時代の参考書もない状況でドラマを紹介しなければならない、歴史の非専門家の業界人たちは大変だろう。

全体のストーリー構成は韓国語のサイトなどを探せば分かるのだろうが、今は1年間の楽しみにした方がいいだろう。そもそも韓国でも完結していないようである。
(と思ったら、かなり詳しい紹介のブログがあった。中身はこれから検討しよう。何と吉田愛論文まで見ている。筆者は誰だろう?)
http://d.hatena.ne.jp/chinatomy/archive?word=%c1%b1%c6%c1

さて史実考証の問題である。
初回には美室が宮廷を牛耳る悪役として出てくる。全体に金廋信たち善玉と対決するようである。善玉悪玉の設定自体はドラマだからよろしい。問題は美室の登場の仕方だ。
韓国の過去のドラマなどでも出てきて、美室は韓国の一般社会でも有名な人物のようである。だが彼女は『三国史記』など従来から知られた史料にはない人物であり、『花郎世紀』にしか出てこない。
当然これからのストーリー展開は『花郎世紀』を参照して作られるものと思われる。『三国史記』は同時期の『日本書紀』などに比べても簡潔にすぎて、ドラマの元本にはならないのだ。だいたい三国の戦争の記事で9割くらい終わってしまっている。

『花郎世紀』という書物が存在していたことは分かっていたが、逸書とされていた。20年ほど前に突然、釜山近郊の旧家から写本が発見されたのである。日本の宮内省の嘱託をしていた(とされる)朴唱和という人物が恐らく昭和初期に、宮内省の便箋(なぜかこの点には批判者は注目しない)に書いたものである。
(翻刻のみで写本の写真は公開されていないが、あるルートで私は写真を見たことがある)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E9%83%8E%E4%B8%96%E8%A8%98
韓国の古代史アカデミズムは偽書と認定している状況である。出所が典型的な偽書のパターンだというのだ。
日本の学界でも
「ソウル大学の先生や、李基東先生がそう言うなら」
ということで、偽書だと考えられているようだ。これに基づく専門論文も紀要レベル以上の査読誌には出ていない状況だ。
吉田愛さんの『史滴』の論文がどう評価されるかが問題だろう。

なお反韓厨のサイトでも紹介されている。
http://kimura-nobuo.cocolog-nifty.com/laboratory/2009/06/hy--159a.html

このドラマで7世紀前半の統一直前の新羅への関心が日本の一般社会で深まり、『花郎世紀』の議論が日本史関係者でも高まればと思う。

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「ところで新聞は読んでいますか?」 [マスコミ]

大学の授業はおろか、就職の面接などでは定番の質問である。
どうやら思想信条の自由に関わるということで、新聞名を聞くのは家族構成を聞くのと同じくらいアウトな質問らしい。 それはいい。

しかしこれまで出会った最大の愚問がこれである。
「今日の朝刊のトップ記事は何でしたか?」
別にマスコミの面接で、各会社の報道方針を分析しつくしているかを訊ねるための質問ではない。
「そんなものを知るか!」
朝に全部読んでいたら、一面に何が書いてあったかなど、よほどのスクープでもなければ記憶に残らない。最近では6月25日の毎日新聞トップの「与謝野氏に迂回献金」の記事クラスのスクープである。
いわんや往年の宮沢喜一のように、毎朝6紙(フィナンシャルタイムズあたりも勿論)かを読んでいれば、一つ一つの新聞の構成まではなかなか記憶に残らない。私の場合も、高校生(とういうより小学校低学年のころから)のころのように4紙を自宅で読んでいたら、そうなる。
といって個別の記事の内容について細かく聞かれれば、直ぐに答えられる。

この質問を考えた人間はよほど頭がいいか、何も考えていないかどちらかである。
マスコミ志望で、日々全マスコミの報道方針を分析しつくす某板住民みたいだったら、それでいいかもしれない。が、あまり一般的ではない。
そこで、こういう質問をされて一番得をするのは、家で新聞を取っていても、中身を読まず、机の上の一面の見出ししか見ない適当な生活を送る人間である。ある意味で表面的な要領はいいが、頭の中身は空っぽという感じだ。
ちゃんと朝の限られた時間で全部読んでいると、最初の一面の記事は大ニュースでもないと印象に残らない。それで即答できず、キョトンとした顔をしていると、質問者にはいかにも新聞を読んでいない間抜けのように思われてしまう。

困ったものだ。

(似た経験は一度だけ、学部1年の時の語学の授業でしたことがある。何と全部教科書の文章の丸写しの試験だったのだ。日頃授業を聞いていなくて、一夜漬けで暗記した人間は合格した。語学の勉強に人生をかけているような人間もどうにかなる。それに対して不器用にも、明らかに時間不足なのに作文をしようとした私は不可になった。一度きりの全出席、不可の経験だった。語学には平均点合格の制度があったので、どうにかなったけど)

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